地震・台風・洪水・落雷などの自然災害は予測が困難ですが「備えあれば憂いなし」です。防災用品の準備から避難方法まで災害に対する知識を しっかり身につけておけばいざというときにも慌てずにすみ、命と財産を守る強い味方になってくれます。
A 「震度」とは地表で感じた地震の揺れの強さを示すもので「マグニチュード」とは地震そのものの規模を表す単位です。 マグニチュードが大きくでも震源から離れれば小さくなり逆にマグニチュードが小さくても直下型の地震では局地的に大きな被害が発生することがあります。
震度0 無感
人体に感じませんが地震計には記録される程度の揺れ
震度1 微震
静かにしている人や特に揺れに注意深い人だけが感じる程度。立っていると感じない場合もあります
震度2 軽震
大勢の人が感じる程度の揺れで戸や障子がわずかに揺れるのがわかります
震度3 弱震
家屋が揺れて戸や障子がガタガタと鳴り電灯などつり下がっているものが揺れて水面の動くのがわかります
震度4 中震
家屋は激しく揺れて花瓶が倒れ水槽の水があふれます。外を歩いている人にも感じられる程度
震度5 強震
壁に割れ目が入り墓石や石灯籠が倒れて煙突や石垣なども破損し立っているのも困難になります
震度6 烈震
家屋の倒壊が30%未満で山崩れや地割れが起こり多くの人は立っていることができなくなります
震度7 激震
家屋の倒壊が30%以上におよび山崩れ、地割れ、断層などを生じます。歩くことがむずかしくなります
A 地震が発生するとエレベーターは作動しなくなり内部に閉じ込められる恐れがあります。地震の際には絶対にエレベーターを使わないように。 エレベーターに乗っているときに地震を感じたら全部のボタンを押して最寄り階で止めすばやく脱出します。 各階の途中で止まってしまった場合にはインターホンを使って冷静に連絡を取り管理室などに救助を求めましょう。
繁華街では
外を歩いているときは看板・窓ガラス・外壁などの落下物に注意して頭に衣類やカバンを乗せ、比較的広い場所や大きな建物の中に一時避難します。
道路に地割れができることもあるので足元には注意しましょう。ハンドルを取られて飛び込んでくる車やオートバイに対する注意も必要です
住宅地では
狭い路地のブロック塀から遠ざかり火災やガス漏れを発見したらすぐに防災機関に連絡しましょう
デパート・劇場では
大きな柱のそばや丈夫な台の下で一時避難をして係員の指示に従います
地下街では
約60メートルおきに出口があり停電してもすぐに誘導灯がつくようになっているのでデマに惑わされず冷静に係員の指示に従います。
火災が発生すると煙や有毒ガスが充満しやすいのでまずは火の始末をし火災は協力し合って初期消化に努めましょう
乗り物の中では
慌てて外に飛び出さないこと。非常コックを開ける場合は乗務員の指示に従い単独行動は取らないように
運転中では
道路の左側に寄せてエンジンを止め火災を引き込まないよう窓を閉めてロックはせずキーをつけたまま車外に出ます。
橋やトンネルが短い場合は注意して通過しますが、無理なら車を端に寄せて止め急いで橋やトンネルの外に出るようにしましょう