暮らしの基礎知識

事故と災害

交通事故の状況は千差万別で解決法もさまざまです。加害者、被害者の過失割合の決め方、示談の方法、賠償額の算出法など法律的な 専門知識を必要とすることも多いのですが人任せにせず基本的なことを理解したうえで円満な早期解決を図りましょう

交通事故のQ&AA

Q  むち打ち症の治療が長引くと補償は打ち切りになるのでしょうか?

A  交通事故でむち打ち症(外傷性頸部症候群)にかかる人はとても多いのですが、 治療が長引くうえにX線検査でも異常が見当たらない神経症状を呈することが多いため治療費をめぐるトラブルがよく見られます。
加害者が問題にするのは@ほんとうに長期入院が必要なのか?A病院は必要以上の濃厚診療をしているのではないか? Bすでに症状が固定していてそれ以上改善されないのではないか?C事故との因果関係がはっきりしないのではないか?などの点です。
被害者としては信頼できる医療機関で適切な治療を受け加害者に誤解されないようにしますが、 治療が長期化すると裁判所でも保険会社でも一般の負傷とは別の基準で補償額を算出し上限額を設けて打ち切ることもあります。
一定期間の治療を受けても症状が改善されないときは「症状固定」とみなされそれ以上の治療は不要とされるのですが、 後遺障害の認定がなされれば後遺障害慰謝料と後遺症による逸失利益を請求することができます。

Q  自転車やバイクとの事故では車が悪いことになるのでしょうか?

A  事故の状況にもよりますが双方の過失が五分五分くらいの場合には車体の大きい車の注意義務のほうが大きいとみなされ、 車が7割自転車やバイクが3割の割合で責任を問われるのが普通です。 自転車に子どもや老人が乗っていた場合は車の過失割合がさらに高くなることもあります。
バイクは未成年者が乗っていることも多く保険にも入っていなかったという場合事故を起こしたときの責任問題は難航しがちです。 バイクの運転を許可されている16歳以上であれば未成年であっても運転者が事故の責任を負い親に責任はないとされるようですが、現実にはそれでは済まされなくなるようです。 自転車やバイクに乗る人も事故防止のために交通ルールをしっかり守るようにしましょう。
自転車でも適正走行義務、夜間灯火義務、飲酒運転禁止などについて違反した場合道路交通法の規制対象になります。 バイクに乗るときはヘルメットの着用が義務づけられていますがこれは転倒時の頭部保護のためにとても重要です。 ヘルメットを着用していなかったために負傷ですむはずの事故が死亡事故になるケースも少なくはありません。

Q  交通事故を起こさないための安全運転のポイントは?

A  交通事故はほんのわずかな不注意で起こります。 その結果事故の三重苦といわれる「刑事責任(罰金・懲役)」「民事責任(損害賠償)」「行政責任(点数・免停)」を問われてしまいます。 お互いが交通ルールを守り、譲り合いの気持ちで慎重な運転をすればほとんどの事故はなくせるはずです。
@安全速度を守るAカーブの手前ではスピードを落とすB歩行者を見かけたら一時停止をするC交差点では必ず安全確認をするD飲酒運転は絶対にしないという5ポイントは安全運転の基本です。
また疲れや焦り、イライラも事故の元です。運転するときは睡眠を十分にとって体調をよくしておきましょう。そして常に危険を予測しながら慎重に運転することが大切です。 夜間や悪天候のときにはさらに危険が増すのでスピードは控えめにします。高速道路を走るときは事前に点検を済ませ十分な車間距離を取りながら安定走行をします。 スピードの出しすぎや無理な追い越しは絶対にやめましょう。シートベルト着用も事故防止に確実に効果があります。 助手席や後部座席の人も着用するようにしましょう。子どもの安全は専用のチャイルドシートで守ります。

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