地震・台風・洪水・落雷などの自然災害は予測が困難ですが「備えあれば憂いなし」です。防災用品の準備から避難方法まで災害に対する知識を しっかり身につけておけばいざというときにも慌てずにすみ、命と財産を守る強い味方になってくれます。
A 大雨が降りだしたら気象情報に注意し浸水のおそれのある地域では土嚢を積んだりして地域ぐるみで協力態勢を取ることが大切です。
同時に非常持ち出し品をまとめ避難の準備をしましょう。浸水地で避難するときは水にさらわれないようロープで体を結び合っておきましょう。
子どもはもちろん泳げる大人でも大水のときにはおぼれそうになることがあるので浮き袋や発泡スチロール板を身につけておくと安心です。
乳幼児はベビーバスにのせるとぬらさずに移動できます。大人も両手が空くのでおんぶやだっこよりも安全です。
道路は浸水すると水面下の様子がわからなくなりとても危険です。マンホールや排水口のフタが開くこともあるので杖や棒で探りながら慎重に歩きます。
歩くときにゴム長靴を履くと中に水が入って重くなり歩くのが困難になってしまうので履き慣れた運動靴を選びしっかりヒモを結んで歩くようにしましょう。
A ゴルフ場やグラウンドなどで雷に遭ったらその場でできるだけ姿勢を低くしてかがみます。
付近に高さ4メートル以上の樹木があればその頂上を45度以上の急角度で見上げる範囲内に入り(木から2メートル以上離れること)姿勢を低くします。
近くで落雷があった場合次の落雷までに最低1分間はあるのでその合間に安全な建物や車の中に移動するようにしましょう。
登山やハイキングに出かけて@雷鳴が聞こえるA携帯ラジオのAM放送に雑音が入るBあられがパラパラ降ってくるなどの
兆候がひとつでもあったらすぐに頂上、尾根、岩地から遠ざかり窪地を探して姿勢を低くします。金属製のものを持っていたからといって危険が増すことはありませんが
それよりもピッケルなどが体より高く突き出ないようにして姿勢を低くすることを心がけてください。
山に出かけるときは気象情報に注意し雷の危険があるときは予定を中止するのが最も確実な安全策です。
A 火災や土砂崩れなどで家も財産も失ってしまった人にはすぐに役立つものを送るのが一番です。
直接持参できる場合には衣類・寝具・食料品などの必需品を持って一刻も早く駆けつけてあげることです。
後片づけを手伝ったり小さい子どもを預かったりという労働力を提供することも貴重なお見舞いになります。
被害が深刻な場合や遠く離れた人に送る場合にはお金でのお見舞いが合理的。
仮住まいが決まったら相手の意向を聞きお互いの負担にならない程度のものを届けてあげるのもよいでしょう。
自宅を離れて学校の体育館などで避難生活をする人には下着や洋服などが必需品です。 取り急ぎ現金と見舞い状を送るのもいいでしょう