お見合いを断るときにはせっかくお世話をしてくださった方やお見合い相手にできるだけ不快感を与えない心配りと誠意ある対応が必要です。 お見合いについて知っておきたい疑問点などについてまとめてみました。
A 恋人がいたり、結婚の意志がまだないときはその旨を伝えてはっきりとお断りするほうがいいでしょう。 興味半分に写真や履歴書を預かると仲介してくれる人にも期待感を与え、かえって失礼になります。 結婚の意志があり、一度は写真を受け取った場合には「私には過ぎたお話しですので・・・」というように相手を傷つけない言い方で断ります。 今後も縁談をお願いしたい場合、仲介してくれた人に断った理由をある程度伝えましょう。
A お断りしたいという気持ちが決まっているなら、先延ばしにせず早めにその旨を申し出るのが誠意ある態度です。
交際しはじめたばかりの段階で断るなら仲介者にその旨を伝え、仲介者から先方に断ってもらうようにします。
その場合、先方の写真や書類とお礼を持参して仲介者を訪ねるか、手紙で丁寧にお断りとおわびをするのがマナーです。
交際を始めたら3ヶ月をめどに結論を出すようにしますが、この時点で断るなら仲介者にお断りすると同時に相手にも結婚する意志が固まらない旨を話したほうがいいかもしれません。
その場合は相手を傷つけない言葉を選ぶように気をつけましょう。
A 結婚が決まったら、その時点でお見合いを紹介してくれた人を訪ねて報告とお礼をします。
手みやげの菓子折りに、お礼として現金か商品券を渡してもいいでしょう。同じ人に結納の仲介や結婚式の媒酌までお願いする場合のお礼は、結婚式が済んでからまとめてするように。
お見合いをしてからお断りすることになった場合は、写真などを返す際にお礼の金品を一緒に持参します。
お見合いをせずお断りしたときは、やはり写真などを返す際に菓子折りなどを持っていくようにすればいいでしょう。
謝礼の金額は、地方や属する会社、紹介してくれた人との関係などで違ってきますので、両親などに相談して決めるようにしましょう。
A お見合いをして双方に交際の意思があることが確認されたらお付き合いが始まります。
お互い結婚という目的をもっているのですから、理解し合い本当の結婚相手としてふさわしいかどうかを見極めるためにも、できるだけ多くの機会を設けて会うようにしましょう。
交際中は当人同士が直接連絡を取り合ってかまいませんが、仲介してくれた人にはときどき交際の様子や、自分の気持ちを報告したほうがいいでしょう。
相手をより理解するためには二人で会うだけでなく、お互いの家を訪ねて家族を紹介し合うことも必要です。
家族の雰囲気もわかり、兄弟など第三者から見た意見を聞くこともできます。友人にも紹介しましょう。
お見合いで出会った相手との交際は、いわば親公認のものですが、節度あるお付き合いを心がけたいものです。
あまりなれなれしい行動を取ったり、デートの費用の負担も男性ばかりにならないよう気をつけましょう。
あなたの取った行動が紹介してくれた人に迷惑をかけることにもなるので注意したいものです。
交際を経て結婚することになった場合は、いち早く仲介者に知らせることが大切です。
仲人をほかの人にお願いする場合、仕事などの関係でそのようにする旨を話して承諾してもらいましょう。