日常生活の中で何気なくとる行動には、おのずと人柄が映し出されるものです。気を抜いてマナー違反をしていませんか? 地域の生活には守らなければならないルールがあります。ご近所の人と上手に付き合うためにも基本マナーだけは知っておきましょう。
A 結婚や転勤、住み替えによる引っ越しなど、当人にとっては気分一新の大きなイベントかも知れませんが、近隣の人にとっては騒音が気になるものです。 これまでお付き合いしてきた近所の人、また、これからお付き合いする人にも早めにあいさつをして、引っ越しの騒音についても一言断っておくのがマナーです。 特にマイホームを新築して引っ越す場合は、引っ越しする以前からお付き合いが始まっていることを頭に入れておきましょう。建築中の騒音はご近所にかなり迷惑をかけるはずです。 地鎮祭を行う前には手みやげを持って事前にあいさつを。また、マンションのような集合住宅の場合、管理人や自治会の役員、同じフロアーでエレベーターを共有する両隣4〜5軒と上下階にはあいさつをしておきたいものです。 名刺代わりの品として、1000円程度の石けんやタオルなどを持参して。
A 騒音によるトラブルは、一戸建てとマンションなどの集合住宅ではかなり違ってくるはずです。けれども、日が暮れて周囲が静かになってくると、 たとえ一戸建てでも大きな音で音楽をかけているのは非常識。音の感じ方というのは人それぞれ千差万別なので、たとえクラシックの名曲であっても、興味のない人にとっては騒音以外のなにものでもありません。 特に下階に音が響くマンションでは、ピアノやオーディオ類を置く場所をよく考えて、フローリングの床ならカーペットを敷くなどの防音対策を忘れずに。 マンションなどの場合は、深夜の給排水音、掃除機、洗濯機の音が以外と響きます。トイレは仕方がないとしても、入浴はできれば11時頃までに。遅くなった場合は、なるべくお湯を流さずに短時間でと気を配りましょう。 マンションなどでは管理組合の規約があればそれに準じますが、大きな音の音楽や掃除、洗濯はどんなに遅くとも夜は9時が限度。 朝は8時以降が常識です。気持ちよく暮らすためにも、お互いマナーを守りたいものです。
A マンションなどで決められたルールを守るのは何も建物の中だけに限りません。
自転車置き場や駐車場も同様です。ルール違反は自分だけではないから・・・と、自転車を乱雑に放置しておいたのでは通行に危険なだけでなく、収容台数も収まらなくなってしまいます。
決められた場所があるときはきちんとそこに収めるのがマナー。放置があまりひどいときは、管理人に注意書きを張ってもらうほうがいいでしょう。
駐車場の使い方にも人柄が問われるもの。他人に迷惑をかける駐車の仕方や急発進などは、事故の原因にもなるので十分に注意しなければなりません。
来客があり、他人の駐車スペースを借りるような場合は、必ず事前に断りを入れ、了承を得ておくもの常識です。