暮らしの基礎知識

引越しと住まいの管理

植物が育つために欠かせないのが日光、水、養分ですが、いつ、どれだけ必要かについてはそれぞれの植物によって違います。 ものいわぬ植物が今一番望んでいることは何なのかを理解して、生き生きと育てるための知識を身につけておきましょう。

観葉植物と鉢花の育て方@

水やりと日光は不足しないように与えます

水やりは鉢土の表面が乾いてきたら、午前中に鉢穴から少し水が流れ出るくらいにたっぷり与えるのが原則です。 植物の種類、鉢の大きさ、季節、置き場所などによって、土の乾き具合も異なるのでそれぞれの鉢の様子を見て水やりの回数を変えましょう。
一般的に夏は多めに、冬は少なめにして受け皿にたまった水は捨てます。また、花やつぼみに水がかかると花腐れ病などが発生する原因になりがちですから、 水は株の根元に注ぐのがコツです。湿度を好む観葉植物には、葉に霧水を与えることも大切です。
次に、日光も植物の生育に不可欠です。特に鉢花はごく一部のものを除いて日照を好むので、日当たりのよい窓辺に置くのがベストです。 一方、観葉植物は直射日光に弱いものが多いので、明るい日陰に置くようにしましょう。鉢花、観葉植物ともに半月に1回くらいは鉢の向きを変えて、 日光が均一に当たるようにすると形も整ってくるでしょう。
育て方の詳細については、鉢を買い求めたときに花屋さんによく聞いておくとより安心です。

肥料は植物の生育状態に合わせて与えます

肥料には、鶏フン、油カス、骨粉などの有機肥料と、科学的に作られる無機質肥料があります。ベランダや室内に置くことの多い鉢植えの植物には、 植物が必要とする3大成分のチッ素(葉や茎を伸ばす)、リン酸(花や実を作る)、カリウム(根を育てる)を含み、においのない無機質肥料が向いています。
肥料の与え方には元肥(プランターや鉢の土の下に仕込む)、追肥(固形や液状の肥料を表土から与える)、葉面散布(液状の肥料を葉の表面から吸収させる)の3通りがあります。 どの方法で肥料を与えるかは植物の生育状態に合わせて決めますが、いずれの場合も植物の休眠期や弱っているときに肥料は不要です。 肥料のやりすぎはかえって逆効果になるので、必ず植物の生長期に与えるようにすることが大切です。

植え替えは春の終わりまでに行います

鉢植えの植物は1〜2年すると、根が鉢の中いっぱいに張ってきます。土の量に対して根の分量が増えてくると、水もちが悪くなり、水やりをしてもすぐにしおれてしまいます。 こうなると養分や酸素の吸収も悪くなり、植物が弱ってくるので植え替えが必要です。

植え替えの時期  植え替えの植物はできれば毎年植え替えたいものです。時期は4〜5月ごろに行うのがベストです。 観葉植物は夏に植え替えてもかまいませんが、春までに済ませておくと夏の生長期によく育ちます。

植え替えの手順  植え替えの基本や手順はどんな植物でもほぼ同じです。まず用意するのは新しい鉢と土。 鉢はそれまで植わっていたものよりひとまわり大きいものにします。一度に大きすぎる鉢に移すと、根腐れを起こすことがあるので注意しましょう。 土は元の土と同じものがいいですが、市販の配合土を使えば間違いありません。
鉢穴の上には用土がこぼれないようにネットを置いて、大粒の赤玉土をひと並べしてから配合土を少し入れ、植物をのせて隙間に配合土を入れます。 水やりの際のウオータースペースを考慮して表土が鉢の縁より2〜3センチ下がる位置に固定します。 植え替える植物は、根のまわりの固い土を落として枯れた根は整理しておきます。
植え替え直後はたっぷり水を与え、1週間ほど半日陰に置いておきます。植え替え後1ヶ月くらいは肥料を与えないで、ひたすら新しい土になじむのを待つようにしましょう。


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