観葉植物や鉢花はとてもデリケートです。日光、水やり、温度、湿度などの環境のバランスがくずれるとすぐにトラブルを起こします。 いつまでも美しく、元気に育てるために知っておきたいこと、花をより楽しむための情報をどうぞ。
A 1週間前後の留守の場合は、夏の室内植物ならタライに浅く張った水に鉢底をつけて、鉢穴から水を吸わせる方法が効果的です。
秋、冬はたっぷり水やりをした鉢を深めのダンボール箱に入れ、昼夜の温度差が少ない暖かい場所に置きます。夏は短時間の外出でも通気をよくしておき、
室内が高温になりすぎないようにしましょう。
屋外の鉢の水やりは親しい人に頼むのがベストですが、無理なら自動かん水装置を利用するもの便利。タイマーで時間と回数をセットするタイプ、
センサーで土の乾き具合をキャッチして水やりをするタイプがあり、いずれも室内・屋外どちらでも使えます。
A 生長期の植物は水の吸収も旺盛です。しばらく水やりを忘れるとすぐに土が干からびてしまいます。特にミニ鉢の場合は要注意です。
根まで枯れてしまった植物は手遅れですが、まだ脈があるようなら土全体にたっぷり水をしみ込ませるために、鉢底をバケツの水につけます。
特に素焼きの鉢の場合に効果的です。ただし、この方法は長時間続けるのは禁物。10分ほどで引き上げてよく水をきることが大切です。
あとは普通に水やりをして様子を見ましょう。弱っている植物に肥料は与えません。
A 原因としてまず考えられるのは日光不足と水不足です。鉢花は室内でも室外でも日当たりのよい場所に置くことが何よりも大切。
そして鉢の土が乾いたらたっぷり水を与えるようにしましょう。
もうひとつ考えられるのは、環境(温度、湿度、日光)の急変に植物が適応できなかったケースです。特に温室で促成栽培された春の花は、外気が暖かくなるまで室内で育てたほうが無難です。
ときどき鉢の向きを変えて、植物全体に平均して日光が当たるようにすることも大切です。開花中の植物には肥料を与える必要はありません。
A 準備するものは、熱湯消毒した密封びん、紙を巻いて作ったじょうご、スプーンを取り付けた棒、霧吹き、珪酸土、配合土、そして市販のミニ観葉植物数種類です。
まず、密封びんの底に珪酸土を1センチ厚さに入れます。土は紙のじょうごを使って入れます。次にスプーンのついた棒で植物を植え込み、霧吹きで水をかければ出来上がりです。
テラリウムは直射日光の当たらない明るい室内に置いて、土が乾いたら水を補います。生長を抑えるために肥料は与えません。