暮らしの基礎知識

食生活

食器も調理器具も材質によって扱い方は異なります。毎日使うものだけについなおざりにしがちですが、それぞれに合った扱い方をすれば いつまでも長持ちします。ここでは扱い方の特殊なものや覚えておきたいメンテナンス方法をご紹介します。

食器と調理器具の扱い方Q&AA

Q  お気に入りの器に傷をつけてしまいました。

A  どんなにていねいに扱っていても食器には傷がつくものです。漆器などの傷は素人ではどうしようもありませんが、 磁器や陶器の縁のちょっとした傷なら家庭でもなんとか補修できます。このような場合は、手触りや口当たりに支障がないようサンドペーパーでこすって滑らかにします。 また欠けてしまっても、かけらが残っていてぴったりと合うようなら瞬間接着剤でつけることも可能ですが、見た目や手触りは少し悪くなります。
器に対する思いは人それぞれ。少しでも傷ついたらもう食器として使わない人、愛着のある器だからといろいろ工夫して手もとにとどめる人など千差万別です。
骨董価値の高い器は、金や銀を詰めて直す専門家もいますが修復費用がかかります。この場合は購入した店の人に相談するのがいちばんなのですが、 かなり価値の高い器に限られます。漆器も上質のものなら塗り直しがききますが、これも購入した店に相談すること。ものによっては買い替えたほうがよい場合もあります。

Q  日頃使わない食器の上手なしまい方を教えてください

A  来客用など、日ごろ使わない食器や高価なディナーセットなどは収納にも気を配りたいものです。 無造作に食器棚の奥にしまうと食器同士が当たって欠けたりしがちです。 食器棚の中はいつも使う食器を取り出しやすいように並べるのが基本ですから、めったに使わない食器はそれなりに工夫したいもの。 奥行きのある食器棚の場合前後2列に並べられますが、出し入れの際に奥の食器を傷つけないように注意が必要です。
箱入りの食器は箱ごと食器棚に入れたり、何校も重ねる場合は間に厚手の紙や梱包用のシートを挟むようにしましょう。 また箱ごと棚の上に積む場合は、何が入っているかがわかるように箱に中身を明記するようにしておきましょう。

Q  食器洗い機って便利そう。でも本当にきれいになるの?

A  最近のシステムキッチンには乾燥器つきの食器洗い機がついたものが多く見られるようになりました。 共働きなど忙しい主婦にとって食事の後片づけを機械が済ませてくれることは時間の節約になります。 もともと欧米で生まれたものなので皿中心の食生活には重宝ですが、茶碗や小鉢などの和食器には不向きといわれていました。 しかし最近では日本の食事情に合わせた技術革新でどんぶりものや茶碗もきれいに洗えるようになりました。 また、洗浄後に乾燥してくれるのでふきんでふく手間もなく衛生的です。
しかしいくらきれいに洗ってくれるからと汚れた食器をそのまま入れるのはよくないでしょう。 特に食べ残した魚の骨や、ソースなどは手洗いのときと同じように新聞紙などでふき取り、さっと洗い流してから入れたほうが効率よくきれいになります。 漆器や高級ガラス器、杯やリキュールグラスなど重量の軽い食器は破損しやすいので洗浄ができない場合もあります。
食器洗い機は設置場所が限られているので購入するときはキッチンのレイアウトを考慮して選ぶことが大切です。 また、給水・排水の工事が必要ですので店の人とよく相談して選ぶようにしましょう。

食器洗い機には専用の洗剤が必要です。普通の台所用洗剤は使えません

Q  ステンレスの鍋がなんとなく黒ずんできてしまって

A  ステンレス製品は表面に傷がつきやすいものです。特に高級ステンレスは細かい傷がつくことで独特の光沢もなくなってしまいます。 また長く使っていると、油や塩分の影響で黄色っぽくなったり黒ずんだようになります。これはステンレスの表面に汚れが薄い膜のように付着したためです。
このようなステンレス製品を洗うときは、むやみに研磨剤やスチールタワシを使わずステンレス専用のクレンザーやスポンジを使うようにしましょう。 専用のクレンザーも研磨剤には変わりないのですが、普通のものよりも粒子が非常に細かいためステンレスの表面を新品のようにピカピカに磨くことができます。 鍋やフライパンは、中はピカピカしていても外側が黒ずんでくる場合が多いので日ごろから外側もていねいに洗って手早くふきんでふく習慣をつけておきましょう。

フライパンの外側の黄ばみ汚れはスポンジに専用のクレンザーをつけて軽くこすります

Q  やかんってまわりがすぐ汚れてしまうので困ります

A  ガス台の近くにいつもあるやかんは調理中の油がはねたりしがちです。そしてそのままお湯を沸かすと表面の汚れが焦げついて黒いシミのようになってしまいます。 定期的に洗剤とスポンジで洗うことが大切なのですが、毎日の後片づけの際に表面をさっとひとふきするだけでもずいぶん違ってきます。
このときエタノールを含ませた布でふくと油汚れがきれいに落ちます。市販のレンジ用掃除シートが油汚れを落とすのもエタノールが含まれているからなのですが、 エタノール+ぼろきれのほうが経済的です。

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