お祝いは特に形式にこだわらなくても、ささやかでも真心込めて祝福するのがいちばんの贈り物。 しかし相手によっては礼儀知らずと取られることもあります。せっかくの心が相手に伝わらないのは残念です。 一応の決まりを知っておくとよいでしょう。
就職は社会人の仲間入りをする大切なことです。成人の日とは違った意味で大人になるわけですからきちんとお祝いをしましょう。
卒業後すぐに就職というケースが多いでしょうから、就職祝いは卒業祝いと一緒にしてもかまいません。
親しい間柄なら、欲しいものを聞いて贈ったほうが合理的です。社会人としての新生活に役立つものを選んであげましょう。
例えばシステム手帳や名刺入れ。好みがわかっていればハンドバックや化粧品、アクセサリー、ネクタイなどを贈ります。
就職をきっかけにひとり暮らしを始める人には、キッチン用品やインテリア小物など。生活用品を買ってもらうために現金を贈ってもいいでしょう。贈り物は初出勤の前までに。
新社会人としての基本的なマナーや心構えをアドバイスしてあげるのもよいプレゼントです。
お祝いをいただいた人には礼状を書き、初めての給料をもらったら、ささやかでも心のこもったお返しの品を贈りましょう。
特に両親には今まで一人前にしてくれた感謝を込めて贈り物をしましょう。例えば、ちょっとおしゃれなセーターやポロシャツをお父さんに。
お母さんには香水や口紅、かわいい鉢植えの花なども。バラの花束を添えて評判の店のケーキをプレゼントする、なんてのもなかなかおしゃれです。
卒業旅行で海外に出かける人は素敵な贈り物を見つけるチャンスです。ささやかでも珍しいおみやげならきっと喜んでくれるでしょう。
お返しだけでなく、就職のときにお世話になった先生や先輩に菓子折などを持ってあいさつにうかがうのも忘れないように。