暮らしの基礎知識

お祝い

お祝いは特に形式にこだわらなくても、ささやかでも真心込めて祝福するのがいちばんの贈り物。 しかし相手によっては礼儀知らずと取られることもあります。せっかくの心が相手に伝わらないのは残念です。 一応の決まりを知っておくとよいでしょう。

誕生日祝い

自分の誕生日には毎年する「特別のこと」を決めておきましょう

赤ちゃんの１歳の誕生日「初誕生」。昔は無事に育ったことを感謝し盛大に祝っていました。 地方によっては今でも赤ちゃんに餅や米を背負わせ、丈夫に成長するようにと願う風習が残っています。 親にとって子どもの誕生日は、わが子の成長を確認する有意義な日です。日ごろ忙しくてゆっくり顔を合わせることの少ない お父さんも時間を作って家族全員でお祝いをしましょう。祝い延ばしはよいとされるので、都合のよい週末にしてもいいでしょう。
若いうちは祝っていても、ある年齢になると誕生日をおろそかにしがちになるので必ずお祝いしたいものです。 自分の誕生日には洋服を新調する、貯金をするなどその日は特別に何かする日と決めておくのもひとつの過ごし方です。
アメリカには、内緒でパーティーを計画して当日に本人をびっくりさせる「サプライズパーティー」がありますが、 友達をみんなで喜ばせようとするその精神はお手本にしたいものです。

プレゼントにあなたのセンスを発揮しましょう

誕生日祝いは贈り手のセンスが発揮できるチャンスです。たとえ豪華でなくてもキラリと光る贈り物を心がけましょう。 プレゼントは相手の好みや趣味に関したものを選ぶのがいちばんです。音楽好きには好きなアーティストのビデオやCD、 料理好きにはキッチン用品など。予算がなければバラの花１輪でもよいし、庭に咲いた花をブーケにして贈るのも素敵です。 プレゼントを選ぶときに相手の誕生花やラッキーカラーを参考にして、花を選んだりリボンの色を決めるのも気が利いています。 宅配便を利用する場合は、配達日を指定できるので早めに手配しましょう。なお、誕生祝いには普通現金は贈りません。

子どもの誕生パーティーは料理は簡単でも雰囲気を演出します

小学生にもなると友達同士で誕生パーティーに招き合うことも多くなります。子どもにとって大切な社交の機会なので、親はできるだけ協力してあげましょう。
パーティーの内容は子どもと相談して招待状も本人に書かせるようにします。食事の準備や部屋の飾りつけなどはできるだけ子どもと一緒にしましょう。
料理は子どもの好きな食べやすいものであれば豪華でなくてもいいでしょう。料理や飾りつけはよその家庭とあまり差がつかないようにするのが大事です。
ケーキはぜひ必要です。また、みんなで遊べるようにゲームなども用意します。 食卓まわりも包装紙を利用したテーブルクロスと紙皿・紙コップにして子どもたちに後片づけさせるのもよいでしょう。 そして余ったお菓子はみんなで分けて持ち帰ります。
時間は休日なら昼食かおやつを挟んだころ、平日なら夕方のあまり遅くならない時間までに。
子どもがパーティーに招かれたときは、おこづかいで買える程度のプレゼントを持たせるか、手作りのカードだけでも十分です。

誕生石と誕生花